WordPressのフロント表示にスタイルCSSファイルとJavaScriptファイルを読み込ませます。wp_enqueue_style()関数
とwp_enqueue_script()関数
をwp_enqueue_scripts
にフックして実現します。
コンテンツ
フロントエンドにスタイルシートを読み込む
スタイルシートを<head>タグ内で読み込むためには、wp_enqueue_style()関数
をアクションフックであるwp_enqueue_scripts
にフックさせます。
wp_enqueue_style() 書式
$handle | 必須。一意のスタイルシートの名前を指定する。 |
---|---|
$src | 任意。スタイルシートのURL。初期値:'' |
$deps | 任意。依存する(このスタイルシートより前に読み込まれる必要がある)スタイルシートのバンドルを配列で指定。依存関係がない場合は空の配列を指定するか、記述しない。初期値:array() |
$ver | 任意。スタイルシートのバージョン番号を指定する文字列。クエリ文字列として URL に追加される。false の場合はWordPress のバージョン番号、null の場合はバージョンは追加されない。初期値:false |
$media | 任意。スタイルシートのメディアを指定。初期値:all |
注意事項
- バンドル名が重複している場合、あとから読み込んだスタイルシートが読み込まれない。
- 依存関係を指定しない場合、依存関係を指定したスタイルシートが優先的に読み込まれたあとに読み込まれる
記述例
必須のバンドル名を指定
依存するスタイルシートのバンドル名で指定
依存関係がない場合
依存関係を指定する場合。この場合、test01.cssの次にtest02.cssが読み込まれ、スタイルは上書きされる。
常に最新のファイルを適用させる
$verにファイルの更新日時を付与し、ファイルパスのクエリストリングを変更すると、キャッシュが破棄され、常に最新の更新ファイルの内容が適用されます。
フロントエンドにスクリプトを読み込む
JavaScriptファイルフロントエンドの<head>タグ内で読み込むためには、wp_enqueue_script()関数
をアクションフックであるwp_enqueue_scripts
にフックさせます。
wp_enqueue_script() 書式
$handle | 必須。一意のスクリプトの名前を指定する。 |
---|---|
$src | 任意。スクリプトのURL。初期値:'' |
$deps | 任意。依存する(このスクリプトより前に読み込まれる必要がある)スクリプトのバンドルを配列で指定。依存関係がない場合は空の配列を指定するか、記述しない。初期値:array() |
$ver | 任意。スタイルシートのバージョン番号を指定する文字列。クエリ文字列として URL に追加される。false の場合はWordPress のバージョン番号、null の場合はバージョンは追加されない。初期値:false |
$args | 任意。キーがstrategy とin_footer からなる連想配列を指定する。strategy :'defer' もしくは'async' を指定。in_footer :スクリプトをフッターで出力するか。初期値はfalse のため未指定の場合はhead でよみこむ |
記述例
スクリプトをdeferとしてhead内で読み込む
スクリプトを</body>直前で読み込みたい場合は'in_footer' => true
を指定します。
スタイルシートとスクリプトをまとめて記述する
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